とあるweb屋の仕事術

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10年以上現役のweb製作屋さん。web製作雑務全部やる。

Webサイトの修正依頼・フィードバックをどこまでやるかの線引きと仕切り

Webサイトの修正依頼・フィードバックをどこまでやるかの線引きと仕切り

Webサイト製作の過程で、

クライアントの確認のフェーズが

かならずありますが、そのあとには

だいたい修正要望・修正依頼があります。

フィードバックというやつですね。

 

この修正依頼というやつは

なかなか注意が必要です。

 

言われるがままにやりだすと

エンドレスに修正要望を言ってきたりして

プロジェクトがカオスになったり、

炎上にするリスクをはらんでいます。

 

「フィードバック」というのは曖昧な言葉ですよね。

修正と変更、新規依頼もある種含んだものなので、

受注側・作業する側でどこまでをヨシとするのか

線引きが必要で、ラインを明示的にして

おかなければいけません。

 

できればクライアントと

プロジェクトの初期段階で、

「修正や変更が入る場合はここまで」

とお互いの認識をすり合わせしておくのが平和です。

 

とはいっても実際にプロジェクトが走って

しまえば、立場の弱い製作側が泣き寝入り

してやらざる得ないときも多いですけどね。

 

結局しわ寄せは、

最終的にすべて現場で、

作業する側に来てしまうのは宿命...

 とはいっても事前に回避できるのであれば

手を打っておくべきです。

 

 

--- ✂ ---

 

 

「線引き」というのを具体的に言うと、

・ここまでは予算の範囲内対応する

・それ以上は追加費用

というようなラインのことです。

 

すり合わせしておかないと

無限に無償で修正をすることにもなるし、

無償なので気軽に修正要望を伝えてくる

クライアントもいます。

 

何度もやり直しが効くので、

確認もおざなりになります。

1回しか修正を受けてもらえないという状況と

何度でも修正を受けてもらえる状況では確認の

粒度や意識に差がでます。

 

またフィードバックの内容が

修正」なのか「変更」なのか、

新規要望・新規追加」なのかも重要です。

「修正」以外は制作サイドには

責任や問題がないことが多いからです。

 

あいまいにされると、

製作過程で要件がぐちゃぐちゃになって、

かき回されるので、しっかりと線引きを

しましょう。

 

 

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僕がディレクションする場合は、

 

・不具合や不備は基本無償で対応

・修正も数回まではOK(常識的な回数・範囲で)

・新規要望、追加は別途費用を交渉

・無理と言われたら代替え案を用意

(対応時期を別にする、納期を伸ばす、差分でリリースするなど)

 

というように、なにかしらで

歯止めをかけられるようにしておきます。

 

プロジェクトが自分(会社)に

とってどういう位置づけなのかに

よっても判断はかわります。

 

たとえば、

 

・ナショナルクライアントで制作事例としてオイシイ案件

・保守費用が高く、利益が大きい案件

 

この場合は多少の無理は聞いてあげたりもします。

今後の営業や交渉でメリットとなりそうな場合は、

恩を売るようなかたちでやってあげたり。

 

 

やる場合は、

本来は「いくらくらいの費用がかかる」

というのは明示的に伝えておいたほうが良いです。

金額感をクライアントへ学習してもらう効果と

恩を売ることができるので、

今後こちら側からの交渉力が強くなるからです。

 

 

 

まともなクライアントというか人間なら

何度も修正依頼・指示をするのは

気が引けるものですが、

ゴリ押ししてこようとする人もいます。

 

そしてそういうゴリ押し系のクライアント

の場合は、一回でも前例をつくってしまうと

それが基準になってしまって

「前は無償でやってくれたでしょ」という

状況になり、金額交渉が困難になるケースもあります。

 

そこはビジネスなので

無理なものは無理といっていい

ただそのときにゼロ回答ではなく、

代替案を出してあげると

スムーズに収束することが多いので、

代案を出すようにしましょう。

 

・お金をもらえるのか

・もらえないなら、この方法はどうか

・ここまでなら対応できる

・お金もらえないなら期間くれ

 期間くれるならやってやらないでもない

 

というように、

あくまで主導権、

パワーバランスはこちらにあるぞ、という

スタンスでいられるように

コントロールしましょう。