とあるweb屋の仕事術

10年以上現役のweb製作屋さん。web製作雑務全部やる。

webサイトのデザインを提案するときは具体的に見せなきゃ意味がない

webサイトのデザインを提案するときは具体的に見せなきゃ意味がない

webサイト制作のワークフローで

面倒なことのひとつとして、

「デザインの手戻り」があると思います。

 

手戻りはどうして発生するかというと、

原因はその時々でいろいろありますね。

 

・制作側とクライアント側の認識の違い

・デザイナーとディレクターでの情報共有不足

・言った言わない

 

などなど。どれもコミュニケーション不足で

起きる問題です。

 

webデザイナーであれば、デザインを相手に

見せるとき、確認してもらうときは、

なるべく具体的にするべきです。

 

具体的に相手に提示しなかったために、

手戻りになった実体験を紹介します。

 

とあるwebサイトの改善案を出すことに

なり、デザイナーがデザインカンプを

提出することになりました。

 

デザイナーが作成したデザインカンプは

社内レビューののちに何度か修正がはいり、

最終的にデザイナーは気を利かして、

修正前のデザインと修正後の改善案の

デザインを実寸ではない縮小した画像にして、

before、afterの資料として提出しました。

 

クライアントからはその画像資料をみてOKと

言われ、受注しました。

実装を進めて作業も大詰めというところで、

進捗具合を途中でみたクライアントは

「思ったのと違う」と言いだしました。

 

さて、ここで何が問題だったかというと、

 

「デザインを実寸ではない縮小した画像にして、

before、afterで提出」

 

というところですね。

 

実寸でないと気づけないところがあり、

その問題がスルーされてしまった。

 

実寸で見たときにクライアントが思っていた

イメージと異なっていたことで問題になった例です。

 

デザインカンプは、具体的でないと

意味がありません。

 

たとえばサイトの中で写真が掲載される場所に

写真素材集のようなキレイな写真を入れたり、

そのサイトにコンテンツではないダミー画像を

いれたりしたデザインカンプは、

精度が低いものです。

 

コンテンツがリアルじゃないデザインカンプは

ただのハリボテ、テンプレートです。

そんなものを見ても、問題には気づけないのです。

 

写真素材やクオリティの高いダミー画像を

いれておくと、デザインカンプ上はとても

整ってきれいに見えて印象もよく、

デザイン提案時には、

提案がとおりやすい一面もありますが、

 

実際のコンテンツを入れ込んでみると、

クオリティが一変し、

「こんなのじゃなかった」

「思ったのと違う」

ということが起こります。

 

実際のwebサイトが稼働したときの状態に

なるべく近づけたものをデザイナーは

意識してデザインする。

 

手戻りさせずにスムーズにweb制作を進める鉄則です。